マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが絶賛する“知の巨人”による世界的話題作『グロース「成長」大全~微生物から巨大都市まで~』上下(共にバーツラフ・シュミル著、田中嘉成監訳、三輪ヒナタ訳)の日本版語編集制作に協力しました!
原著者のバーツラフ・シュミル氏はかつてのチェコスロバキア出身で、現在はカナダのマニトバ大学環境学部で名誉教授を務めており、世界屈指の思想家、統計分析の第一人者として知られます。
本書の特徴は、微生物のようなミクロから帝国のようなマクロに至るまで、生物・無生物にかかわらず万物の「成長」を数値データを用いて壮大なスケールで解説していること。数字に基づいた事実だけを冷徹に積み重ねることで成長の限界を導き出し、「限りある地球で無限の成長はあり得ない」として「脱成長」を提唱してます。
上巻では成長の共通パターンを解説したうえで、病気を引き起こす微生物、作物の栽培、動物や人間の成長、エネルギー変換に関するデータを提示。また、下巻では人工物、都市の発展、経済や文明の進歩などの複雑な成長について論証。「生物圏の居住権確保のためには成長を優先すべきではない」という氏の主張の根拠が鮮明に浮かび上がります。
監訳者に上智大学地球環境学研究科教授の田中嘉成氏をお迎えした本書は、ニュートンプレスにて去る7/19(火)より好評発売中です。是非この機会にお買い求めください!